『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

眠れぬ夜 の続き


b0082834_2310157.jpg夏ごろから少しずつ読み進めていた
瀬戸内寂聴さん訳の『源氏物語』

巻七の「幻」を最後に
光源氏の物語が終わったところで
プッツリ読むのをやめていたのですが
やはりこの際、最後まで読んでおこうと思い直し
このたび、全10巻、ようやく読破いたしました。
何と言っても超大作のため、
さらっと読み流したという感じではありますが・・・

  いとをかし



これほどおもしろいとは思いませんでした。
かなわぬ恋、一途な恋、はかない恋、危険な恋、そして嫉妬やかけひき、絶望、
あらゆる恋のよろこびや哀しみが、これでもかというくらい描かれています。
唐突な終わりからは「男なんてそんなものよ」という紫式部のつぶやきが聞こえてくるよう・・・
あらすじだけなら、各巻末に20ページほどにまとめられているものを読めばいい、
それだけで十分におもしろい物語です。
ですが、原文ではないにしろ、やはり日本語の美しさに触れてこその物語なのだと思いました。

訳者の寂聴さんも『源氏物語』を多くの人に読んでもらいたい理由を
「文化遺産の最もたるものだから」と、おっしゃっています。
『源氏物語』は、世界に誇れる日本の文化。
千年前の恋愛小説を、現代文に訳してこれだけ楽しめるなんて
千年前も、今も、誰かを好きになる気持ちは変わらないなんて、
何だか素敵なことじゃないですか?






【おまけ】

眠れぬ夜には“もうこりた”?

物語とは関係ありませんが、
源氏物語にまつわる寂聴さんのインタビューで、こんな言葉に出会いました。

「忘己利他」
  己を忘れ、他を利する
  自分の幸せを忘れておいて、人のために一生懸命する


眠れぬ夜には“もう懲りた”、わけではありません。
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by ungalmatsu | 2008-11-12 00:21 | 本を読む