『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

言葉はいつも思いに足りない

↑ ↑ ↑
これは、鴻上さんの書くセリフの中でも、特に好きな言葉ですが・・・


某ライジングサン新聞には、毎月1回、谷川俊太郎さんの詩が掲載されます。
今朝の新聞に掲載されていた『分からない』という11月の詩に、
強烈に惹かれてしまいました。


私は、言葉を探すのに時間がかかります。
「どう言えばいいんだろう」と考えるうちに、何も言えなくなってしまったりするもんだから、
小さい頃から、しばしば「かわいくない」とか「冷たい」とか言われたもんでした。
(確かに、素直に「うれしい」と言わない子供はかわいくない(苦笑))
物事のいい面を見れば、「沈黙が苦にならない」ってことでもありますが
いずれにしてもラジオのパーソナリティにはなれないタイプ(^^;

特に言葉がポンポン途切れることなく出てくる人を前にするとなおさらで
「すげ~なぁ」と感心してしまうのです。
まさに、
“葉加瀬太郎に圧倒されて「うーっあーっあーっおーっ」しか言えない押尾コータロー”状態(笑)
                          (11月14日の押し弾きでも聴けるであろう(^^))

それが度を過ぎると、
例えばややこしい話を説明してもらうのに、小難しい言葉の洪水を浴びせられたりすると、
「いったこの人がしゃべっているのは日本語かしらん?」と、
まるで理解できなくなってしまう・・・、そんな事もあります。
「これだけ言葉を尽くしてるのに、わからないなんておかしい」なんて言われたら
「それだけ言葉を知っているなら、私にわかる言葉でしゃべってや」と言いたくなる・・・


それでも黙っていては、(多くの場合)何も伝わらないし、心はさらに迷ってしまう・・・
私の思いを言葉にしてもらったようなこの詩に出会えたことで
たとえ思いに足りなくても、やはり言葉にしていく努力は必要なのだな、と思ったのでした。



『分からない』 谷川俊太郎   (2008.11.8 朝日新聞掲載)

ココロは自分が分からない
悲しい嬉しい腹が立つ
そんなコトバで割り切れるなら
なんの苦労もないのだが

ココロはひそかに思っている
コトバにできないグチャグチャに
コトバが追いつけないハチャメチャに
ほんとのおれがかくれている

おれは黒でも白でもない
光と影が動きやまない灰の諧調
凪と嵐を繰り返す大波小波だ
決まり文句に殺されたくない!

だがコトバの檻から逃げ出して
心静かに瞑想していると
ココロはいつか迷走している(笑)

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Commented by yumemi-m at 2008-11-09 20:19
この記事にはすぐに反応します(一日遅れですけど)。
すごく余韻や味わいのある文章を書かれるうんぎゃるまつさんに、こんな文章を書かれては、負けたな……と思ってしまいます。
この間のお酒をめぐる家族の記憶の文章といい、こうして言葉をめぐる文章といい、何だかずるいじゃないですか(笑)。

鴻上さんは小須田さんとの会話で、「人と人とは言葉では完全には理解しあえないけれど、だからこそ言葉でどれだけ理解に近づけるかということを考えている。」ともおっしゃったそうです。

私も、言葉を生み出すのには時間がかかります。
文章ならある程度時間をかけられても、会話となるとレスポンスのスピードが要求されることも多くて、自分の感覚と一致する言葉を探すのに、躊躇することがあります。

言葉はある意味では無力で、ある意味ではきっとものすごい力を持っているものだからこそ、大切にしたいものですよね。
Commented by ungalmatsu at 2008-11-10 21:15
★yumemiさんへ
この記事に反応していただいてありがとうございます。
そんなyumemiさんには、「コトバにできないぐちゃぐちゃ」も
少し伝わったのかな~と思うと、うれしいです。

うんうん、確かに、言葉はものすごい力を持つときがあります。
言葉によって救われた事も何度もある。
逆にその恐ろしさも身にしみています。
特にマイナスの感情を持ったときには、すぐにその言葉を口にしたり
文章にしたりしないようにはしているけど
時間をかけて、気をつけて選んだつもりの言葉も
やっぱり相手を傷つけてしまったんじゃないかと思うと眠れなかったり・・・
そして自分の言葉の力の無さを痛感する事も多々あります。
それでも、鴻上さんの言うように「言葉でどれだけ理解に近づけるか」
という事に対して、希望を捨てたくないと思っています。



Commented at 2008-11-11 21:52 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ungalmatsu at 2008-11-12 00:20
★非公開さんへ
そちらへ鍵コメ入れました(^^)
Commented by RAN at 2008-11-14 00:36 x
お、遅ればせながら・・・(こればっかりですが~^^;)

yumemiさんに同じく、うんぎゃるさんずるいわ!(笑)
自分の圧倒的な言葉足らずを自覚してる私にしたら、
この文章には、ただただ唸るしかありませんでした。

私も、常にこの問題と向き合いつつブログ書いたりコメントするので、
どえらい時間がかかってしまうのですよね~(^^;)
アップしてからも「これでよかったのか?」と
思い悩むこともしょっちゅうで、それで疲れてしまうことも正直あります(苦笑)。
「言葉」って一番身近で一番簡単なコミュニケーションツールで、
便利なものではあるから、裏を返せばその分、「危険」なものでもあり。
何しろ、誤解というモノを余りにも招きやすいものだから、
不注意に玩んだりするもんじゃない! と怖くなることもしばしば・・・
それでも、言葉がなかったらコミュニケーションはもっともっと難しいわけで。
不器用でも下手くそでも、言葉を使って伝えていくしかない。
それを楽しめるようになれればなぁ・・・なんて理想を描きながら。
Commented by ungalmatsu at 2008-11-15 20:53
★RANさんへ
コメントありがとうございます♪
レスも遅いのでお互い様ですわ(^^;

これは、きっと永遠のテーマですね。
言葉を並べれば必ず伝わるというのなら、楽なんでしょうけど
言葉がなくても伝わることだってあるから、う~~~ん、みたいな・・・
いずれにしても大切なのは「伝えたい」という気持ちが
そこにあるかどうかなのかな、という気もします。
ブログなんてのは、本来ひとりごとにすぎないのだから
そんなに気を使う必要はもしかしたらないのかも知れないけど
それをちゃんと読んでくれる人がいて
こうやってコメントくださったり、メールくださったりすると
やっぱりうれしいいものです(^^)
日常でも「言葉」で理解しあう事に、時に疲れたり落胆したりするけど
それでも希望は捨てたくないし、捨てちゃいけないと思いますね。
不器用でも下手くそでも時間かかってもいいんです、きっと。
そこに「言葉」が全くなくなってしまったら終わりだもの。
それを楽しめたら、本当に言う事ない(ってのも変?)ですね!
by ungalmatsu | 2008-11-08 23:20 | 好きな言葉 | Comments(6)