『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

魔王

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「魔王」
  伊坂幸太郎 (講談社文庫)


ちょっと毛色の違う伊坂作品だと感じた「魔王」。
まるで4年前に今の日本の政局を
予想していたかのような・・・
感想をアップしたいと思いながら
どうしてもまとめきれずに約2ヶ月。

私もまさかその間に、首相がまた変わるなんて、思ってもみませんでしたが(苦笑)



今の日本の現実と違うのは、この物語には過激な発言(しかも行動を伴う)をする野党党首、
“犬飼”が登場することだけ。

30歩圏内にいる人になら、自分の念じた言葉を言わせてしまう能力を持った兄(「魔王」)。
1/10までの確率ならば、1/1にしてしまう能力を持った弟(「魔王」の5年後の「呼吸」)。
一見、ファシストと戦おうとうする兄弟の話なのだけど
あの伊坂さんが、そんなわかりやすい物語を書くわけがない、と思って読み返してみる。

明確な怒りの標的があれば、群集は結束する。
自覚はなくても、TVやネットに氾濫する、どれが真実かもわからない情報に、
何気なく流されていくうちに、そうなる可能性が十分にある。
たぶん、国家レベルなくて、もっと身近なレベルでとらえてもいい。
それで人々が自覚を持ちなおし結束するなら、それのどこがいけないのか、と問われたら
何と答えればいいのだろう?

その流れを止めようとするべきなのか。
それができなければ、1人でも流れに逆らって立つべきなのか。
けれども流れが変わって、自分が主流になった時にはどうする?

「考えろ考えろマクガイバー」 読むたびに、訴えてくるこの言葉。

群れないことの難しい時代で、ひとりであることは恥ずかしいことなんだろうか・・・
危険なのはファシストか、群集か、それとも自分の心か・・・

「考えろ考えろマクガイバー」 自分の頭で考えろ。

魔王は、誰だ?
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Commented by JIN at 2008-10-15 23:48 x
あー 今ちょうど読んでる最中ですわ。
だんだん盛り上がってきたトコ♪
Commented by ungalmatsu at 2008-10-16 20:23
★JINさんへ
おっ?どこの盛り上がりでしょうか?
だからパトラッシュには近づいちゃダメだって・・・のあたりかな~
by ungalmatsu | 2008-10-14 00:22 | 本を読む | Comments(2)