2008年 08月 14日
眠れぬ 夜
ここ最近のお供は
「源氏物語」
瀬戸内寂聴 訳
全十巻は結構なプレッシャー
なので、1巻ずつ買い求めて
おります。
昨夜、巻三をほぼ読了。
まだまだ先は長い・・・
大和和紀の漫画「あさきゆめみし」は好きだったけれども
原文は古文の授業で読んだくらいの知識しかなく
瀬戸内寂聴さんの美しい現代語で、初めて千年前の世界をのぞいているわけですが
未だ色あせていないその魅力に、どんどん惹き込まれていってます。
千年たっても、人の世に変わらぬものの多いこと!千年ですよ!千年!
千年前も、人は今と同じように人を想って喜びを知り、また人を想って苦しんでもいたのです。
すべてどこかで繋がっている・・・・
でも、源氏の君は都落ちの身から栄華の絶頂へと向かうところ。
眠れぬ夜が続くのも、そう悪いことばかりではないのかも?
by ungalmatsu
| 2008-08-14 09:23
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