『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

夜のピクニック

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「夜のピクニック」
 恩田陸
 (新潮文庫)



これまた私にとって初の恩田作品。
ちょっと前にハロハロさんも読まれていたし
2004年の本屋大賞受賞作品ということで
手にとってみました。


「歩行祭」 それは、高校の全校生徒1200人が、
朝8時から翌朝8時まで24時間かけて、80キロを歩く伝統行事。
60キロまではクラス毎に歩行し、夜中2時間の仮眠の後、残り20キロは気のあった者同士の
自由歩行で、全校生徒中の順位もつき、制限時間を越えたものはバスで回収される。

読んでいると、自分もみんなと一緒に歩いているような気がしてきます。
徐々に身体にたまっていく疲労感の描写も、精神的な変化の描写もすばらしいです。
明るいうちはただはしゃいでいたのが、暗くなると語り合うようになり
疲労もピークに達した真夜中になって、ふと本音が言えたり、
早くゴールして寝たいのもあるけど、終わってしまうのが惜しいような気持ちになったり。

「みんなで夜歩く。それだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」

わかる。うまく説明できないけれど、ものすごくわかる・・・


これはストレートな青春小説です。
私が高校生だったのは、遥か過去のことだけれども
今、出会ったなら、今、読んでおかないと・・・・世の中、本当にタイミングだから。

「雑音だっておまえをつくってるんだよ。雑音はうるさいけど、やっぱ聞いておかなきゃなんない時だってあるんだよ。おまえにはノイズにしか聞こえないだろうけど、このノイズが聞こえるのって、今だけだから、あとからテープを巻き戻して聞こうと思った時にはもう聞こえない」

私が一番うらやましいと思ったのは西脇融と戸田忍の男の友情でした(^^)
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by ungalmatsu | 2008-04-13 21:40 | 本を読む