2007年 08月 03日
しゃべれども しゃべれども
「しゃべれども しゃべれども」
佐藤多佳子 著 (新潮社)
何か無性に本が読みたくなって手にとってみたのだけど・・・
笑えて、泣けて、ジーンとして、そしてちょっとドキドキ、
一気に読んでしまいました。
佐藤さんの小説は初めて読んだけど、
何と言うか、潔い文章を書かれる人ですね。
他の本も読んでみたい!
二つ目の噺家・三つ葉、無愛想で口下手な美人・十河、
クラスになじめない少年・村林、元プロ野球選手・湯河原、
みんな想いを伝えられない不器用な人たち。
言葉がなくても伝わる想いもあるけど、どうしても言葉が必要なときもある。
みんな何とか今の自分を変えたくて、諦めたくなくて・・・
しゃべれども しゃべれども 気持ちを伝えられず
しゃべれども しゃべれども “想い”に言葉は敵わない
しゃべれども しゃべれども 伝えたいことは ただひとつ
何かを 誰かを 「好き」という想い ただ それだけ
“三つ葉”が一門会でやるのは、本では「茶の湯」だけど、映画では「火焔太鼓」だとか!
映画もDVDになったら見よう! → 映画「しゃべれども しゃべれども」公式サイト
久々にエンタロウさんの「火焔太鼓」が聴きたくなりました(^^)
by ungalmatsu
| 2007-08-03 23:21
| 本を読む