『小確幸』探求の日々

ungal.exblog.jp

毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

グラスホッパー

b0082834_21315254.jpg
『グラスホッパー』
 伊坂幸太郎 著
 (角川文庫)


先日読んだ『チルドレン』が爽やかだったので
油断(?)していたせいかもしれない・・・
全く異質の伊坂ワールドが衝撃的な小説でした。

殺し屋の「蝉」と「鯨」が属する黒い世界へ、
妻の復習のために関わろうとする「鈴木」、
この3人の視点でそれぞれが追う
“押し屋”かもしれない「槿」という男の存在感。
グロテスクな描写に、時に「うっ・・・」となりながらも
はじめは小さな点が線になり、それが複雑に複雑に複雑に絡み合って
最後には黒く濃く塗りつぶされた一つの点になるような展開は、やっぱりヤラレタ!という感じです。
そしてチョイ役に思えたほかの登場人物が全員、実はそうではないところも!

タイトルの「グラスホッパー」に関わってくる虫の群集相の話も印象的でした。
この物語では何人もが殺されしまうけれど、最後の場面が私は好きです。
さすが!の伊坂ワールド、今回も堪能させていただきました。
角川書店の「グラスホッパー」公式サイトは → こちら
[PR]
by ungalmatsu | 2007-07-05 23:44 | 本を読む