『小確幸』探求の日々

ungal.exblog.jp

毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

グラスホッパー

b0082834_21315254.jpg
『グラスホッパー』
 伊坂幸太郎 著
 (角川文庫)


先日読んだ『チルドレン』が爽やかだったので
油断(?)していたせいかもしれない・・・
全く異質の伊坂ワールドが衝撃的な小説でした。

殺し屋の「蝉」と「鯨」が属する黒い世界へ、
妻の復習のために関わろうとする「鈴木」、
この3人の視点でそれぞれが追う
“押し屋”かもしれない「槿」という男の存在感。
グロテスクな描写に、時に「うっ・・・」となりながらも
はじめは小さな点が線になり、それが複雑に複雑に複雑に絡み合って
最後には黒く濃く塗りつぶされた一つの点になるような展開は、やっぱりヤラレタ!という感じです。
そしてチョイ役に思えたほかの登場人物が全員、実はそうではないところも!

タイトルの「グラスホッパー」に関わってくる虫の群集相の話も印象的でした。
この物語では何人もが殺されしまうけれど、最後の場面が私は好きです。
さすが!の伊坂ワールド、今回も堪能させていただきました。
角川書店の「グラスホッパー」公式サイトは → こちら
[PR]
Commented by yumemi-m at 2007-07-06 22:52
うんぎゃるまつさん、『グラスホッパー』お読み頂きありがとうございます。伊坂さんといえば、……ということでお邪魔します(笑)。この作品は単行本刊行時は評価が分かれたようですが、私はこういう伊坂さんのテイストも好きです。ご本人も「この時点でやりたかったことを全てやった」作品として気に入っていらっしゃるようです。中で出てくる些細なエピソードが、後になって効いてくる語り口は、この物語でも健在ですね。
『エソラ』vol.4の小説が(買ったものの)未読なので、伊坂ファンとしてはまずそれを読みたいと思います(反省)。
Commented by ungalmatsu at 2007-07-07 00:20
★yumemiさんへ
毎度ありがとうございます。
きっとyumemiさんがコメントしてくださるだろうと思いながらアップしてます(笑)
私もこの作品、やっぱり好きです。「好き」って言ってしまうのは危ないような気もしますが・・・
鯨にしても、絶対に会いたくない人物ではあるけど
ドストエフスキーを読んでるところなんかはちょっと惹かれたりするし。
伊坂さんの作品は、ホントに些細なエピソードひとつも読みもらすことが出来ないですね!
次は何を読もうかなぁ・・・たまには他の作家さんも読まないと
ドストエフスキーしか読んだことのない、鯨みたいになっちゃいそうですね(^^;
by ungalmatsu | 2007-07-05 23:44 | 本を読む | Comments(2)