『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

終末のフール

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『終末のフール』
伊坂幸太郎 著  (集英社)


ついに手を出してしまったハードカバー!
訳あって肉体労働の今週、眠い目をこすりながらも
やっぱり読んでしまいました(苦笑)

世界が終わりを告げる前・・・
8年後には小惑星が衝突して
地球が消滅すると発表されてから5年がたち
すべての人々の寿命が長くてあと3年というときの8つの人間群像。

秩序の欠落した世界では、人間の弱さとか脆さとか醜さとかがむき出しにされ
その中で、正気でいられることの方が普通ではないのかもしれないけれど
この作品を読んでいると、なんだか救われるような気がしてくるから不思議です。
そこが他の伊坂作品とは違うところ。
勢いよくパズルをはめ込んでいく『ラッシュライフ』のような作品も好きだけど、
8つの話に登場する人物が静かに絡んでいるこの作品も気に入りました。
『天体のヨール』の嫌味な二ノ宮くんが結構好きだったりして(笑)
8話のタイトルが韻をふんでいるのもニクイです・・・

「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」
「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」

“生きる”ための本と言っていいかも知れません。
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by ungalmatsu | 2007-03-16 22:26 | 本を読む