2007年 02月 08日
まぶた
「まぶた」
小川洋子 (新潮文庫)
先日「西の魔女が死んだ」と一緒にBOOK OFFで手に入れた一冊。
小川さんの作品は「博士の愛した数式」に続いて2冊目です。
この「まぶた」は表題を含む8編の短編集。
“不思議”という言葉で表現するほど明るくなく
“不気味”と言ってしまうほど暗くもなく
読んでいると妙に現実的な夢を見ているような気分になります。
そして、その先がどうなったのか気になる終わり方をしています。
まぶたを閉じて眠ったら、夢の続きを見ることができるかも?
でも続きを見たいような、見たくないような・・・複雑な気持ち・・・
8つのお話のうち、私のお気に入りは『中国野菜の育て方』
「博士の愛した数式」とは全く違う小川さんの世界でした。
by ungalmatsu
| 2007-02-08 00:58
| 本を読む