2007年 01月 11日
読んだ本、一気にご紹介
お正月からこっち家にいることが多く、本をたくさん読みました。
本の内容についてはリンクページを参考にしていただくとして、ちょっとずつ超個人的な感想を・・・
『パレード』 吉田修一 (幻冬舎文庫)
yumemiさんのブログを拝見して「読みたい」と思った一冊。
5人の若者の視点で語られる共同生活は、その奥に隠されたものが明らかになるにつれ
危うさが増していき、最後の章でそれは決定的になる。でもだれもそれを壊そうとはしない。
「わかってるけど(知ってるけど)言わない」ことは、きっと優しさなんかではないのだ。
物語には全く関係ないけど、良介の章に登場するコックが、“趣味がトライアスロンのため
週休三日(それも土日を含む)でないと働かない”、というくだりが笑えた。ずいぶんな扱いだと思う(笑)
『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎 (創元推理文庫)
これもyumemiさんのブログで情報をいただいた一冊。
「現在」と「二年前」が交互に語られていくうち、それぞれの登場人物が次第に重なっていき、
自分が「現在」の椎名の心境になって (私は本屋を襲ってはいないけど)、
本当のことが知りたくてどんどん先を読み進めてしまった。
アヒルと鴨の違いね・・・
『スプートニクの恋人』ですみれが“記号と象徴の違い”の説明を求めるシーンを思い出すなぁ。
読んだ後、ボブ・ディランの『風に吹かれて』ってどんな歌だったっけ?と思って探してしまった。
“シッポサキマルマリ”にも会いたい。
『寝ずの番』 中島らも (講談社文庫)
下ネタを生理的に受け付けない人は絶対に読んではいけない本(笑)
寝ずの番=お通夜なのに、こんなに笑っていいんだろうか・・・
やはり下ネタ満載(らしい)の映画『寝ずの番』もまだ見ていないので、絶対見ようと思う。
個人的には、「ポッカァーン」のわかる世代でなかったのが、つくづく残念(苦笑)
『ホテル・ストーリー』 森瑤子 (中公文庫)
友人が貸してくれた一冊。
ザ・ペニンシュラ・ホンコン、ラッフルズ・ホテル、ホテル・オリエンタル・・・
ため息が出そうなゴージャスなホテルに泊まったからといって、ゴージャスな恋愛ができるわけではない、
なんて思いながらラブ・ストーリーを読んではいけないのだろうな(笑)
で、今『流れる』 幸田文 (新潮文庫)を読んでいるところ。
寝る前に読むと、珍しく睡眠導入剤的役割を果たしてくれる本のようで・・・・・・
あと『華麗なる一族』上・中・下 山崎豊子 (新潮文庫)も読み返した。
キムタク主演のドラマ、見ないだろうなぁ。この人の小説では『沈まぬ太陽』(1~5巻)が一番おもしろい。
以上、気になった本はあったでしょうか(^^)
本の内容についてはリンクページを参考にしていただくとして、ちょっとずつ超個人的な感想を・・・
『パレード』 吉田修一 (幻冬舎文庫)
yumemiさんのブログを拝見して「読みたい」と思った一冊。
5人の若者の視点で語られる共同生活は、その奥に隠されたものが明らかになるにつれ
危うさが増していき、最後の章でそれは決定的になる。でもだれもそれを壊そうとはしない。
「わかってるけど(知ってるけど)言わない」ことは、きっと優しさなんかではないのだ。
物語には全く関係ないけど、良介の章に登場するコックが、“趣味がトライアスロンのため
週休三日(それも土日を含む)でないと働かない”、というくだりが笑えた。ずいぶんな扱いだと思う(笑)
『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎 (創元推理文庫)
これもyumemiさんのブログで情報をいただいた一冊。
「現在」と「二年前」が交互に語られていくうち、それぞれの登場人物が次第に重なっていき、
自分が「現在」の椎名の心境になって (私は本屋を襲ってはいないけど)、
本当のことが知りたくてどんどん先を読み進めてしまった。
アヒルと鴨の違いね・・・
『スプートニクの恋人』ですみれが“記号と象徴の違い”の説明を求めるシーンを思い出すなぁ。
読んだ後、ボブ・ディランの『風に吹かれて』ってどんな歌だったっけ?と思って探してしまった。
“シッポサキマルマリ”にも会いたい。
『寝ずの番』 中島らも (講談社文庫)
下ネタを生理的に受け付けない人は絶対に読んではいけない本(笑)
寝ずの番=お通夜なのに、こんなに笑っていいんだろうか・・・
やはり下ネタ満載(らしい)の映画『寝ずの番』もまだ見ていないので、絶対見ようと思う。
個人的には、「ポッカァーン」のわかる世代でなかったのが、つくづく残念(苦笑)
『ホテル・ストーリー』 森瑤子 (中公文庫)
友人が貸してくれた一冊。
ザ・ペニンシュラ・ホンコン、ラッフルズ・ホテル、ホテル・オリエンタル・・・
ため息が出そうなゴージャスなホテルに泊まったからといって、ゴージャスな恋愛ができるわけではない、
なんて思いながらラブ・ストーリーを読んではいけないのだろうな(笑)
で、今『流れる』 幸田文 (新潮文庫)を読んでいるところ。
寝る前に読むと、珍しく睡眠導入剤的役割を果たしてくれる本のようで・・・・・・
あと『華麗なる一族』上・中・下 山崎豊子 (新潮文庫)も読み返した。
キムタク主演のドラマ、見ないだろうなぁ。この人の小説では『沈まぬ太陽』(1~5巻)が一番おもしろい。
以上、気になった本はあったでしょうか(^^)
by ungalmatsu
| 2007-01-11 21:18
| 本を読む