『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

孤独と不安のレッスン

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『孤独と不安のレッスン
 よりよい人生を送るために』


鴻上尚史 著  (大和書房)


読みそびれていた鴻上さんの本を、
やっと手にすることができました。
読んでみて、これまた出版直後(今年6月)より、
今が読むべき時だったのかなと・・・



孤独と不安から一生逃げられないなら、「ニセモノの孤独」と「後ろ向きの不安」ではなく、
「本当の孤独」と「前向きの不安」を生きましょう。

という、人生を広げるための練習帳です。(宗教でも自己啓発でもありません。)
誰とも話をしない、TVも見ない、ラジオも聞かない、ケータイを手にしない、パソコンに向かわない。
一人で読んで、一人で考えるための本です。(と言いつつ、パソコンに向かっている私・・・)


他人を求めるのは「ニセモノの孤独」で、「本当の孤独」は「本当にしたいこと」へ導いてくれるということ。
人から聞いた事も本で読んだ事も、一人でそれをかみしめる時間がないと、自分のものにならないということ。
100点を目指すのではなく、67点の人生を認めるということ。
「悩む」とただ時間は消えていくけど、「考える」は時間をかければ何かが残るということ。
不安を大きくするのは想像力で、自分の想像力が自分を一番傷つけるということ。
基本的に無力な『他人』に対し、『他者』は喜びと同時に孤独や不安をくれる人であること。
『他者』とつきあうことで、「孤独と不安」ともつきあえるようになるということ。
人が分かり合うことは奇跡に近いけれども、だからこそ試みる価値があるということ。
人生のどこかで「何をしたらいいかわからない状態」は必ず来るということ。  などなど・・・

最終章「声に出してみる」で鴻上さんが紹介されている詩のひとつは、私も前から大好きだったものでした。
つながっている、と思いました。




「私と小鳥と鈴と」  金子みすヾ

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あのなる鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
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Commented by yumemi at 2006-12-19 23:36 x
こんにちは。この本に先日、サインを頂いてきました。読むたびに思考を強制される、私にとっては大切な本の一冊になりました。
Commented by ungalmatsu at 2006-12-20 00:01
★yumemiさんへ
これは、今までの鴻上さんになかったタイプの本ですよね。
私にとっても大切な本の一冊になりました。
この先、何度も読み返すことになりそうです。
Commented by ハロハロ at 2006-12-20 10:39 x
うんぎゃるちゃん、ありがとね。
体が活字を要求するのは、ここ何年かの私にとって、
必然的なことだったのかもしれない。
自分と向き合える大切な時間。
本は、冷静にいろいろな考え方を教えてくれます。
そういう時間を忘れずにいたいよね。

そうそう、「グレート・ギャッビー」も読み終わりました。ありがとう。
Commented by ungalmatsu at 2006-12-20 17:08
★ハロハロさんへ
「体が活字を要求する」時、ありますよね。本能的なものなのかな。
必要な時間だと思います。

『グレート・ギャツビー』読んでいただいたのですね!
あれは、本当に勢いのある(村上訳で勢いを取り戻した)物語でした。
終わり方は悲劇的だけど、ギャツビーは幸せだったのだと思います。きっと。
Commented by ハロハロ at 2006-12-20 20:41 x
そうそう、勢いのある物語・・・・後半は特にそうでしたね。
序章は、人間相関図がなんだかすっきり来なかった私(読解能力の無さね・・・)。
でも、なんだろう、景色が、人物の表情が手にとるようにわかりだしてからは早かった。(これも、村上訳のおかげ?)
しかし、気が付いたら、ブックオフでゲットし食べ終わった本が(ヤギか、オマエは。)かなりたまってきました。
どうするよ、これ。
Commented by ungalmatsu at 2006-12-20 23:08
★う~ん、訳によって印象はずいぶん変わったけど
たぶんフィッツジェラルドの原文に、ものすごく勢いがあるのだと思います。
私の英語力では原文を理解できないのが残念・・・
でもこういう喜びは本ならではのものですよね!

本はどんどんたまります。
捨てられないし、売る気にもならないし、どうしようもありません(苦笑)
Commented by ハロハロ at 2006-12-22 00:25 x
『孤独と不安のレッスン」
 何の抵抗もなく(自意識のあたりは、私にとって難解だったけど)一気読みしてしまいました。
自分の思っていることが鴻上的活字になるとこういう表現になるんだという発見もありました。
でも、あまりに一気に読んだので、少し時間をおいて感想は別便で。
Commented by ungalmatsu at 2006-12-22 10:41
★ハロハロさんへ
この本を手にとっていただいてありがとうございます。
だって、これ、ギョッとするようなタイトルですもんね。
鴻上さんの他の作品(芝居も本も)を知らないで読んだら
どういう風に感じるんだろう・・・
正直な感想、こっそりでいいので聞かせてくださいね。
by ungalmatsu | 2006-12-19 11:42 | 本を読む | Comments(8)