『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

カラ兄読破!

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今回はいったい何ヵ月かかったんか
自分でもわからんようになりましたが
数々の妨害に遭いつつも
読破しました!

『カラマーゾフの兄弟1~5』
   ドストエフスキー
   亀山郁夫訳 (光文社古典新訳文庫)


いまだに間違えて
“ドフトエフスキー”
と言うてしまうんですけど・・・

文庫本なのに、定価で5冊買うと4,200円もします。
ちなみに、1巻目だけはB☆☆K OFFで買いました。
たぶんどこでも1巻だけは格安で手に入るはずです。
みんな1巻目で挫折したっちゅうことです(苦笑)
でも、これからもしかしたら読むかもしれない人に申し上げますが
おもしろくなるのは3巻からです!
そこまで辿り着けば、あとはものすごい勢いで読める・・・はず・・・たぶん、きっと。
亀山さんの新訳になって、読みやすさは格段にアップしてます。
名前が覚えられないのは難ですが、そこはさすが光文社文庫さん!
各巻に、おもな登場人物の名前の入ったしおりが付いています。大きな味方です。
しかし、19世紀のロシア人は本当にあんなに良く喋っていたのでしょうかね?
変なところで読むのをやめると、次に読み始めた時
「はて?これは誰のセリフだったっけ?」と何ページも遡って確認することになります。
あぁ、でも間違いなくおもしろい物語です!

ここから先は、読むつもりのない人へ。





(主な登場人物)出典:ウィキペディア

フョードル
   カラマーゾフ家の家長。強欲で好色な成り上がり地主。
   前妻には駆け落ちされ、後妻には先立たれている。

ドミートリイ(ミーチャ)
   フョードルの長男。27歳。フョードルと前妻の子。退役軍人。
   放埒で堕落した生活から抜けきれない、直情型の人物。フョードルの企みによって、
   自分の全財産がどれほどなのか知らぬままありったけの金を使い込み、それによって
   婚約者のカテリーナに借金をしてしまう。さらにグルーシェニカをめぐってフョードルと
   醜悪な争いを繰り広げ、それが最悪の結果を呼び起こす。

イワン
   フョードルの次男。24歳。フョードルと後妻の子。理科大を出た知識人。
   合理主義・無神論を気取っている。「神がいるのであれば、どうして虐待に苦しむ子供たちを
   神は救わないのか?」との言葉を語る。アレクセイに大審問官の物語を語って聞かせる。

アレクセイ(アリョーシャ)
   フョードルの三男。フョードルと後妻の子。修道僧であり、純情で真面目な美青年。
   神の愛によって肉親を和解させようとする。ゾシマ長老の命で、彼の死後は還俗する。


アグラフェーナ(グルーシェニカ)
   妖艶な美貌を持つ奔放な女性。ドミートリイとフョードルのどちらともが狙う妖艶な美女
   だが、どっちつかずの態度を崩さない。かつては清純な娘で、婚約者に捨てられた過去が
   ある。

カテリーナ(カーチャ)
   ドミートリイの元上司の令嬢。ドミートリイの婚約者。高慢で自尊心が非常に高い。


スメルジャコフ
   カラマーゾフ家の使用人。イワン独特の無神論に心酔している無神論者。
   てんかんの発作という持病を抱えている。「神がいなければ、全てが許される」として
   猫を縛り首にしたり、ピンを含ませたパンを犬に与えるなど動物虐待をしている。
   フョードルと乞食女の間の私生児で、母はスメルジャコフを産んだ直後に死亡している。

ゾシマ
   アリョーシャの修道院の長老。余命幾許もない。聖人君子とされ、修道院には彼のご利益に
   あやかろうとする人でいつもあふれている。だが、死後、彼の遺体によって、一つの事件が
   起こる。


グルーシェニカをめぐるフョードルとミーチャ父子のいがみあい。
したたかな女たち。
そう、「カラ兄」は何とも下世話な物語なのです。

唯一と言っても過言ではない救いはアリョーシャの存在で、彼と関わるゾシマ長老、
イリューシャをはじめとする少年たちとの物語は、サイドストーリーでありながら
それでもなくてはならないエピソードとして印象深く残ります。

新訳の第3巻でフョードルが殺されるあたりからが物語のクライマックス!
逮捕されたミーチャは動機も証拠も十分ですが、スメルジャコフ犯人説も浮上。
ですが、判決の前日にスメルジャコフが首つり自殺をし、真相は闇に葬られたまま
ミーチャには有罪判決が下るものの、エピローグでは脱獄の計画が立てられ・・・
この壮大な物語は、実は第2の物語へと続く予定でした。
ドストエフスキーがもう少し長く生きていたなら!
いろんな可能性を残したまま、しかし物語としては完璧な「カラマーゾフの兄弟」。
おおまかなあらすじをわかって読んだとしても十分楽しめるスケールの大きさです。

神はいるのか?いないのか?愛とは何か?という大きなテーマもありますが
気の遠くなるような長い物語を、それでも飽きることなく読んでしまうのは
人間のさまざまな面が生き生きと描かれているから。
人間誰しも心に強欲な部分があり、同時に純粋な部分も必ずあるものでしょう?

死ぬまでに読みたい本のリストに入れておいてくださいね(笑)




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以前2回は、この分厚い重たい
「世界の文学」で読みました。
昭和41年発行の、池田健太郎氏の訳です。

高度成長期の日本、どこの家庭の応接間にも
飾ってあった(笑)文学全集。
ヒマはあるけどお金がない時期、重宝しました。
気付いた時には私の部屋の本棚に詰め込まれていましたが
おそらく我が家で本を開いた最初で最後の人間が
末っ子の私であろう(^^;
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by ungalmatsu | 2011-03-02 21:18 | 本を読む