『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

夢を見るために 毎朝僕は目覚めるのです

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村上春樹 インタビュー集
    1997‐2009
  『夢を見るために
 毎朝僕は目覚めるのです』


単行本ですが、ソフトカバーなので
そんなに重くはありません(^^;

んが!539ページはかなり読みごたえがありました。


でも13年間でこれだけ、ってのは、
現代小説家のインタビューとしては
ものすごく少ないのでしょうね。
海外メディアの質問は意外な点をついているところもあり
それに対する村上さんの答も、大変興味深かったです。
あ、答というのは「回答」であって、「解答」ではありません。



文章が読みやすくて、会話のテンポがよく、ストーリーがしっかりしているから素直に読める。
読み終わった後に「あぁ、おもしろかった」と思う。
でも読み終えて本を閉じた時に、何かがひっかかる。
それで「でも、あれはどういうことだったんだろう」と考え出す。
もう一回読み返す。



これって、私が村上作品に対して共通してやっていることなんだけど
そういうふうに書いてるんだそうですよ!
(そして、そういう読者はありがたい存在なんですと。)
そして、1回目よりは2回目、2回目よりは3回目、とその「何か」は少しずつわかっていくけれど、
何回読み返したところで、わからないところ、説明のつかないところは残るんだそうです。

私は、いわゆる「村上本」を読んだことはありませんが
村上さん自身が「フィクションを理解するためマニュアル(=解説本)に頼るのは歓迎できない」
と言われていることに、ちょっとホッとしました。
可能性は幾通りもあって良いのだと・・・

5年前(って、つい最近ですよね(笑))のインタビューで
最近の人々はすっかり本を読まなくなったと言われるけれど、そんな風には思わない、と
村上さんは言われていました。
どんなに強力な競争相手がまわりに存在しているとしても、
本を読む人は本を読むんです。
パーセンテージは減ったかもしれないけれど、それでも進んで本を手に取る層は
確実に存在します。


最近、めっきり本を読むスピードが落ちたと実感する今日この頃ではありますが
これからもボチボチでよいから本を読んでいきたい、と改めて思いました。
今も生涯3回目の「カラマーゾフの兄弟」(新訳は初)と格闘中なんですけどね~
村上さんだって今までに4回しか読んでないっていうじゃないですか・・・
さて、あと何ヵ月かかることやら?!

この本、長いインタビューはともかく、“あとがき”だけでも読んでみると良いですよ(^^)
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by ungalmatsu | 2010-11-07 21:21 | 本を読む