『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

ついでに、ぽちっとな

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これをぽちっとしたついでに(と言うか?)
これもぽちっと・・・

『ゲド戦記 全6巻』

しかも少年文庫版が出たことに気付かず
ハードカバー版をぽちっとしてしまったため

高い!
重い!
でかい!

という3重苦を抱えた買い物になってしもた・・・
ついでに言うなら、しまい場所もない(苦笑)

しかし、ハードカバーってのは寝るときに読むのに適しません、つくづく(^^;


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『ゲド戦記』を読むきっかけになったのが、
このフリーペーパーブック『ゲドを読む』

中沢新一さん“『ゲド戦記』の楽しみ方”の中の一文。

今、読むべき本は、みんなが海に落ちるのを恐れているときに、自ら海に飛び込んだり、自分で小舟を漕いで嵐の海を渡って別の陸地を見つけて書いた人の本です。(中略)そういう人の作品は読んだほうがいい。船に乗ってただ怯えているよりも、ここが一体どういう海で、自分たちはどこにいるのかを知るほうがいいと思います。


トールキンの『ホビットの冒険』や『指輪物語』、ダンテの『神曲』、ドストエフスキー、
そしてル=グウィンの『ゲド戦記』。


読み始めてみると、4重苦も何のその!
児童文学とは言え、子供だけに読ませるのはもったいない、おもしろい本です!
おもしろくて、深い!

たとえば、ハイタカ(=ゲド)のこんな言葉。
わしらだけは幸いなことに、自分たちがいつか死ぬということを知っておる。これは人間が天から授かったすばらしい贈り物だ。ひとりの人間としてこの世にあるという・・・・・・な。それというのも、わしらが持っているのは、いつか失わなければならないとわかっているものばかり。喜んで失っていいものばかりだからさ。わしらにとって苦の種でもあれば、宝物でもあり、そして天の慈悲でもある。ひとりの人間としてこの世に存在することも、いつまでも同じように続くものではない。変わりもするし、なくなりもする。海の波ひとつと同じでな。そなたは、ひとつの波を救うために、そなた自身を救うために、海を静め、潮の流れを止めようと思うかい?自分の身の安全、その永久の安全を手に入れるためなら、持っている技を放棄し、喜怒哀楽の情を放棄し、日の出、日の入りのあの太陽の輝きが見られなくなってもいいと思うかい?


う~~~ん、どうです?この深さ・・・
言葉通りに受け取っても、何かを象徴していると受け取っても深い。ものすごく深い。
こういう言葉を本当に理解できたとき、手にしているのが自由ということなんだろうなぁ。

まだ読破までには時間がかかりそうだけど、どこまで深い井戸が掘れるのか楽しみです。

『ゲドを読む』を読んで『ゲド』を読み、もう一度『ゲドを読む』に戻って(ええ~い、ややこしい!)
河合準雄さんの“『ゲド戦記』と自己実現”を読み、そのおもしろさをもっと深く知りたい(^^)
というのが、目下の目標でございます。
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by ungalmatsu | 2009-04-12 21:10 | 本を読む