『小確幸』探求の日々

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毎日なんかいいこと見つけよう!大好きな「押尾コータロー」さんの話題を中心に・・・ほとんど休眠中の気まぐれブログです。悪しからず。

冬の幽霊たち

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映画「かもめ食堂」が入っていると思っていた
DVDを再生したら、なぜかこれが
幽霊みたいにひょっこり出てきたという
ウソのようなホントの話・・・

というわけで、
挿入歌にコータローさんの『桜・咲くころ』が使われている
映画「冬の幽霊たち~ウィンターゴースト」を見ました。

注:あらすじを知りたくない人は
  続きを読まないでくださいね!




WAHAHA本舗創立20周年を飾るホラーコメディ映画。
「座長」佐藤正宏、久本雅美、柴田理恵、梅垣義明(岡山出身!“梅ちゃんの青い部屋”の
ステージは・・・今、思い出しても強烈じゃったな(笑))をはじめ、劇団メンバー総出演。
これがみんないい味出してました(^^)
さらにおヒョイさん、山本晋也監督など豪華な友情出演も!




雪深い冬の夕張に、突然幽霊が現れたところから物語は始まります。
色がなく、見るからに時代遅れの格好をしている幽霊たちとは・・・
床屋の店先、ガソリンスタンド前のバス停、ホテルのエレベーターといった場所から
動かない幽霊もいれば、マラソンランナー、スイマーといった動き回る幽霊、
特定の人の後ろに付いて歩く幽霊も。
幽霊たちは、それなりに(!)不気味な雰囲気ではあるけれど決して人間に害を与えず、
話しかけるといくらかは反応し(笑)
声にはならない、何かをしゃべったり歌ったりしています。


役所の人間達が大騒ぎしたり、スクープを狙ったマスコミも来たりする中
始めは気味悪がっていた町の人たちが、幽霊たちを、幽霊として
自然に受け入れていくようになります。その様子がとてもおもしろい・・・

そのうち、その幽霊たちが、何十年か前に亡くなった、夕張の町に関わる人たちだということも
わかってきます。
そうすると、町の人たちは幽霊たちのために何かしてやろうとし始めるのです。
新婚の妻を残して亡くなった幽霊(違う人の家の前で「ただいま」と言い続けている)を、
ちゃんと自分の家まで連れて行って「おかえり」と言ってやったり
レンタルビデオ屋を覗き込んでいる幽霊を招き入れて、一緒にビデオを観たり
「僕の好きな曲なんだ」と言って近くにラジカセを置いてやったり (この曲が『桜・咲くころ』♪)
床屋を締める時間になると、「冷えるから」と言って暖かい缶コーヒーを足元に置いてやったり。
それは、とても不思議なんだけど幸福な日々・・・


そして、ネットの情報で、その幽霊現象は世界の各地で起こっていて、
そのすべての事例で、6日目に幽霊たちが消えてしまう、ということがわかると
町の人たちは、幽霊の送別会をしてやろうと考えます。

東京から赴任した当日に事故で亡くなった先生のために、
当時の生徒達が集まって卒業式をする。
殺陣師の幽霊には、舞台効果でもりあげてやる。
自分も幽霊と同じように髪も顔も灰色に塗って、隣にそっと立つ。
子供達がマラソンランナーの幽霊と一緒に走り、沿道でみんなが応援する。
床屋のおやじは「切りたかったなぁ、その髪」とつぶやく(笑)
いつも後ろをついて歩いていた幽霊に、「たまには隣を歩こうや」と呼びかける。
最後に、町に花火があがる・・・・・この時のBGMも『桜・咲くころ』♪

6日目の朝、幽霊たちは人々の中にあたたかい記憶を残して、静かに消えていきます。
それだけのお話。


そう、この幽霊たちは目には見えるけれどもカメラには決して写らないのです。
なんだか、何でもカメラやムービーに撮ろうとする現代人の習慣をふと見直してしまいました。
というより、ちゃんと自分の“目”で見なきゃ、というメッセージかな。

幽霊たちが消えた後、町の誰かが言います。
「消えたんじゃない。また見えなくなっただけだよ。」

幽霊たちは、見えなくてもちゃんと町に残っているのです。


あたたかい雪もある・・・・・そんな気持ちにさせてくれる映画でした。
ひょっこり出てきてくれてありがとう。


それにしても、『桜・咲くころ』って、私にはいつも絶妙のタイミングで届くなぁ(^^)♪ 
ちなみに、当然の結果として、今度は「かもめ食堂」が行方不明です。
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by ungalmatsu | 2009-03-15 21:47 | お気に入り